「今、インスタするならリール!」と聞いたことがありませんか?
リールとは、ショート動画のこと。
インスタグラムのアプリ内の機能を使って、90秒以内の動画を簡単に作ってシェアすることができます。
どんなリールだと、認知拡大に有効か、気をつけた方がいいポイントはあるか、事例を挙げながら解説します。
リールで認知拡大した事例
なぜ、「今、インスタするならリール!」と言われているかというと、フォロワー以外のユーザーへ拡散しやすいからです。
インスタグラムといえば、X(旧ツイッター)やフェイスブックにはある投稿のリツイートやシェアといったフォロワーに情報を広げる機能がなく、拡散しづらいと言われてきました。
しかし、リールを使えば、インスタグラムでもフォロワー以外の人にも広く、投稿を見てもらうことが可能になるのです。
例えば、以下が私が経験したことがある数値です。
・フォロワー約15,000人のアカウントで33,000回再生
・フォロワー約600人のアカウントでも10,000回再生
・フォロワー約500人のアカウントでも50万回再生、1日でフォロワー200人増
こんなふうに、再生回数が伸びるだけにとどまらず、フォロワー数が一気に増えることもあります。
静止画の投稿ではなかなかフォロワー以外に投稿を届けることは難しいインスタグラムですが、リールでは比較的フォロワー以外に見てもらいやすい設計になっているのです。
リールだと、フォロワー数の10倍見られることがザラにあると感じます。
再生回数が伸びるリール 3つのポイント
しかし、リールを投稿したからといって、必ず爆発的に再生回数が伸びるわけではありません。
再生回数が10倍、20倍と伸びるリールには、特長があります。
リールは、最後まで見てもらい、できれば何度も繰り返しみてもらうと、「これは優秀な動画なんだ」とAIに判断され、フォロワー以外におすすめされやすいといわれています。
具体的には、テレビ業界の人たちが、番組を最後まで見てもらうために工夫をするのと同じように、リールも以下の3つのポイントを押さえて制作してみてください。
①最初の2秒で「びっくり!」興味を持ってもらう
テレビ業界でも映像は「つかみが命」といわれます。
「こんなお得な情報が出ますよ!」という一言や、最初にあっと驚く映像があったら、続きが気になってみてしまいますよね!
②間はテンポよく
最初に見てもらえたとしても、間のテンポがよくなかったら、飽きられて離脱して(動画を見るのをやめて)しまいます
なので余計な「間(ま)」をカットしましょう。
YouTuberさんでも、言葉の「間」をカット編集している人が多いのは、そういった理由です。
③物足りないくらいで終了
最後の終わりは、物足りないくらいで終了しましょう。
気づいたらもう1ターン目、繰り返しみていた、というくらいで終了していいです。
ひとりのユーザーが何度も同じリールを見ることが、インスタグラムの人気のリールの指標となっているためです。
3つのポイントを押さえてリールを作ってみた
3つのポイントを押さえて、リールを作ってみました。
①最初の2秒で「びっくり!」興味を持ってもらう
オオサンショウウオこんにゃくの見た目でびっくり、興味を持ってもらう。
②間はテンポよく
字幕を出す時間はぎりぎり読めるくらいの短さに調整します。
③物足りないくらいで終了
最後は、文字が読みきれるか、読みきれないか? くらいの短さで終わります。
すると、フォロワー数約600人のアカウントで、1万再生を達成しました。
短いリールではありますが、このリールを見てすぐフォローしてくださった方が3人いました。
最後に注意点
たくさんの人にリールを見てもらえたからといって、見込み客の方に出会えなければ、マーケティングの観点からはあまり意味がありません。
リールの題材は、出会いたい人(見込み客)をイメージして選びましょう。
例えば、ダイエットの講座を販売予定なら、ダイエットに関するリールにする、などです。
ふだんからダイエットに関する情報を発信しているインスタグラムであれば、見込み客の方がリールを見るだけでなく、フォローをしてくれる可能性も上がります。
リールを作っても、なかなかたくさんの人に見てもらえない方や、これからリールを作る方の参考になれば幸いです。